外壁塗装用語集


塗装用語集50音検索

   
 
   
 

あ行

あく止め
コンクリート、モルタル、プラスターなどからアルカリの溶出を抑える工程。
アルカリによって塗膜が侵されて変色、亀裂、剥離するのを防ぐために耐アルカリ性のシーラーを塗るとよい。

アクリル樹脂塗料
アクリル酸、メタアクリル酸などの誘導体を主成分とする共重合樹脂を用いた塗料。
無色透明で耐水性、耐候性に優れている。溶剤型、エマルション型、粉体型などがある。 アクリル塗料の耐久年数はそれほど良くないので、高耐久が必要な屋根塗料としては現在ほとんど使用されていない。

アクリルシリコン樹脂塗料
アルコキシシリル基含有アクリル共重合プレポリマーが有機すず、化学物系触媒の働きで空気中の水分と反応して、シロキサン結合で硬化する塗料。
シリコンによるシロキサン結合によって超耐候性の塗膜が得られ、外部用のメンテナンフリーの仕上げとして用いられる。

足場
工事を行なう場合の仮設作業床。手の届かない高い場所を塗るときに、足場の上に上ったりするほか、防塵ネットを張る役割もあります。

足場架け
塗替え作業をする際に、必要な足場を住宅の周りに架設すること。

アスファルト防水
アスファルトでアスファルトフェルト、アスファルトルーフィングを数層張り重ねた防水方法をいう。

雨戸・戸袋
窓などの外側に設けられる立てる建具。風雨を防ぐほか、防犯・防火の役割を果たす。

雨樋
屋根から流れる雨水を下まで導いて排水するための筒状の部材。破風についている雨樋を横樋、下に流れる縦の樋を縦樋と言い、総称して雨樋と呼ぶ。

亜麻仁油
アマの種子から得られる乾性油。塗料・印刷インク・油布・軟石鹸などの原料となる。

RC
RC(Reinforced-Concrete)鉄筋コンクリート造りのこと。

アルキド樹脂塗料
油と酸の縮合反応によって生成する樹脂を用いた塗料。油の種類により常温(自然)乾燥型と熱硬化型がある。
フタル酸樹脂塗料やラッカー(ニトロセルロースラッカー)、油変性ポリウレタン樹脂塗料はこのアルキド樹脂を原料の1つとしている。 アミノ樹脂、アクリル樹脂などと併用され広範囲に使用される。

入母屋造り(いりもやづくり)
東アジアの伝統的屋根形式のひとつ。
上部は切妻造(2方向に勾配をもつ)、下部は寄棟造(四方向へ勾配をもつ)となる構造の屋根である。

色がのぼる
塗膜の表面に比重の小さい顔料が浮き上がって、塗料の色より濃い色になること。
例えば、乾燥前と乾燥後では色が異なり、乾燥するにしたがって色味が濃くなっていく。この現象を色ののぼりという。

色ムラ
塗料中の成分顔料の粒子の大きさ、比重、凝集性が違うため、塗膜中に均一に分散せず部分的に色の差ができること。

ウエス
ぼろ・ぼろ布、機械類の掃除などに使う布。

ウールローラー
耐水堅紙などの芯筒に繊維毛を植毛した塗装具。

ウレタン樹脂塗料
ウレタンとは、 カルボニル を介して アミノ基 と アルコール 基が脱水縮合した化合物である。
塗料の主成分である合成樹脂がウレタン系の塗料で耐久年数は7~10年程度。1液型と2液型がある。付着性・たわみ性・耐候性・耐薬品性に優れた万能系の塗料でもある。
柔らかく密着性が良いという性質上、下地によっては細部の塗料に適しているといったメリットもある。

上塗り
最終的な塗装のこと。現在の塗料のメーカー仕様は、外壁面、屋根面ともに計3回塗りが一般的。上塗りに使う塗料をトップコートと呼ぶ。

ALC
ALC(Autoclaved Lightweight aerated Concrete)オートクレーブ(高温高圧蒸気)で作った軽量気泡コンクリートと呼ばれる特殊コンクリートの一種。代名詞と言えるのが旭化成のヘーベル(ヘーベルハウス)。
その優れた特性により、ビルから戸建住宅まで多くの建物がある。 特性として軽量で断熱性、耐火性に優れ、内外壁、屋根、床などに使用されるが、一般的にALCは水に弱いといわれているので定期的な塗装が必要。

FPR防水
液状のポリエステル樹脂に硬化剤を加え、ガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体化した塗膜防水のこと。
耐久性・防水性を高めた素材で、屋上・ベランダ・浴室等の防水仕上げとして使われている。

エアスプレー
塗料を霧状に噴出して塗装する塗装具。

エポキシ樹脂塗料
樹脂分子の中に2個以上のエポキシ基を含んだ樹脂の総称。耐水性、耐薬品性、付着性に優れている。
上塗りには適さず、鉄部およびコンクリート素地に対する下塗りとしてその性能を発揮する。

エマルション塗料
塗料の主成分である油や樹脂を水中に乳化した塗料。

縁切り
戸建住宅などに一般的な窯業系屋根材のコロニアル(カラーベスト)は、重ね張りによる施工を行う都合上、屋根材の合わせ目より侵入する雨水を屋根材の重なり部分から排水する仕組みとなっている。 屋根に新たな塗装する場合、塗膜が雨水を排水する部分を覆ってしまい屋根材裏面に水分が吸い込まれることがあり、滞留して思わぬところを腐食させる原因となる。
これを避けるために、雨水の排水部分を設けるために屋根材の重なり目を覆った塗膜をカットして隙間をつくる。

黄変(おうへん)
塗膜が黄色味を帯びる現象で「やけ」ともいう。日光の直射、高温、高湿、暗所などがその原因。


か行

かき落とし
モルタルで下塗りしたうえ寒水石などとセメントを混合したものを塗り、未硬化の状態の時にかき落して表面を粗面にした塗り壁仕上げの一種。

笠木
塀や手摺り、パラペットなどの頂部をおおっているコンクリート。モルタル製、材木製、金属製、石製などの笠状の部分。

可視光線
太陽光線の中で人間の目で見ることができる380~780mmの波長をもつ紫から赤までの光。

可塑剤(かそざい)
塗膜の弾性、柔軟性、耐老化性、耐寒性、耐光性などの向上を目的として加える液状または固体の物質。
可塑とは柔らかく形を変えやすいという意味である。

かぶり
高温多湿時に塗装すると、塗面が乾燥するにつれてかすみがかかったように白くぼやけてつやがなくなる現象。
溶剤の蒸発に伴い塗面近くの水蒸気が冷却し結露して白化する。塗装後加熱して防ぐ。ラッカーで多く観られる白化現象。白化またはブラッシングともいう。

ガラリ
外部に対して目隠しをしながら換気ができるように、羽板を取り付けた窓の一種。ルーバーともいう。固定式と開閉式があり、直射日光や雨の侵入を防ぎ、同時に通風換気を目的とする。

カラーベスト
いわゆる平型化粧スレート屋根(スレート瓦)といわれるもので、薄いスレ-ト板を重ねて張ったもの。
製造メーカーによって『カラーベスト』『コロニアル』という商品名になっているだけで、基本的には同じもの。

ガルバニウム鋼板
鉄をアルミと亜鉛でメッキした耐久性に優れた鋼板。 鉄板を基材としてアルミニウム、亜鉛、シリコンからなる合金メッキ鋼板を総じてガルバリウム鋼板という。通常のトタン屋根より3倍以上の耐久性があるといわれている。

ガラリ
外部に対して目隠しをしながら換気ができるように、羽板を取り付けた窓の一種。ルーバーともいう。固定式と開閉式があり、直射日光や雨の侵入を防ぎ、同時に通風換気を目的とする。

皮スキ
胴片に焼刃をつけ、塗装ケレンに用いる工具。スクレーパーともいう。ケレンの際の工具として使用される。

顔料
着色に用いる粉末で水や油に不溶のものの総称。着色に用いる粉末で水や油に溶けるものは染料と呼ばれる。

機能性塗料
素地の保護・意匠性の付与以外にさらに特殊な機能をもつ塗料。 蛍光塗料、示温塗料、滑り止め塗料、磁性塗料、電波吸収塗料、貼紙防止塗料、抗菌塗料、消臭塗料など

希釈剤
塗料、ワニス、ラッカー等の塗料を薄め、塗り易くするための溶剤のこと。水性塗料は水、溶剤系の塗料にはシンナーを使用する。

キシレン
トルエンと並ぶ代表的な芳香族炭化水素系溶剤の一種。キシロールとも呼び、塗料用希釈剤として最も広範囲に使用されている。

脚立
足場をかけて作業するほどでない場合に用いる、中央が折れ曲がって逆V字型になり、角度が固定されるはしご。

切妻
屋根形状のひとつ。
屋根の最頂部の棟から地上に向かって二つの傾斜面が本を伏せたような山形の形状をした屋根である。

霧除け(庇)
霧や雨が入り込まないよう、出入り口や窓などの上部に設ける小さな庇(ひさし)。

金属屋根
カラーベストと比べ軽量でありながら高い耐久性を持ち、幅広く様々な建物に対応できるデザイン性と成型性を兼ね備えた屋根材。 その他に断熱性・遮音性・遮熱性などの要素があるものもある。

クラック
ひび割れ、亀裂ともいう、塗膜に裂け目や割れ目が生じた状態。通常塗装工事の際はコーキング等でクラックの補修を行ってから下塗りを開始する。

クリアー
メタリック系塗装の最終仕上げや紫外線からの保護や艶出し用に使用する、顔料を含まない透明の塗料。

ケイ素 (珪素)
地球の表層を構成する成分のうち、酸素の次に多い元素。シリコンともいう。
自然界で単体では存在しないが化合物として岩石や土壌の主成分をなしており、耐食性、耐熱性、絶縁性に優れている。

軽量コンクリート
軽石、石炭がらなどを骨材に用い、おもに重量軽減のためにつくられた気乾比重2.0以下のコンクリート。

化粧合板
表面に着色、印刷、塗装を施した合板。

化粧スレート
「カラーベスト」「コロニアル」に代表される屋根材。
セメントに繊維材料などを混合して工場生産された材料で、特徴は粘土瓦よりも軽い。

下屋(げや)
主屋の一階部分の外壁に接して設けられた屋根、またはその下の空間。

ケレン
塗装をする前に、主に鉄部の汚れや錆びを落す下地処理の一種。この作業をおろそかにするときれいに塗装したとしても、前回塗った塗料と一緒に塗膜が剥がれてきたりすることがある。

コーキング・シーリング
サッシや外壁目地などの防水性や気密性のために隙間を目地材などで充填すること。
外壁などのひび割れた個所に充填するもので、モルタル面などの塗り替えの際には欠かせない。

高圧洗浄
塗り替え塗装の際に専用の機械を使用して洗浄すること。
外壁塗装工事では、塗装をする前に、高圧洗浄機で、汚れ、藻、苔などを落とす。

合成樹脂
高分子化合物からなる物質の中で、成型品や薄膜にして使用することを目的として人為的に製造されたもの。

合成樹脂塗料
合成樹脂に溶剤または乾性油を加え加熱し、さらに溶剤を加えた塗料のことをいう。 合成樹脂塗料は「アクリル樹脂」「ウレタン樹脂」「エポキシ樹脂」など、様々なものが用いられている。

合成樹脂調合ペイント(SOP)
合成樹脂調合ペイント(SOP)は、ボイル油の代わりに長油性アルキド酸樹脂ワニス(別名:長油性フタル酸樹脂ワニス)を顔料と練り合わせてつくられる酸化重合による自然乾燥型の塗料。 油性調合ペイントは長持ちするものの、仕上がり感が悪いことや乾燥が極端に遅いこと、塗膜の表層劣化が早く進行するなどの欠点があった。 そこで、油のもつ長所を活かしつつ、欠点を合成樹脂で補ったものが合成樹脂調合ペイントである。

腰壁
窓台から下方の床までの間の壁、すなわち腰の部分にある壁。

骨材
モルタル、コンクリートの成分となる砂、砂利などの総称。

コロニアル屋根
いわゆる平型化粧スレート屋根(スレート瓦)といわれるもの。
製造メーカーによって『カラーベスト』や『コロニアル』という商品名になっているが、基本的には同じもの。

コンパネ
コンクリートパネル。コンクリート打ち込みの際に使用する。本来はコンクリートの型枠用合板を指す言葉であるが、建築現場においては、厚さ12mmの耐水ラワンベニヤを指す。

骨材
モルタル、コンクリートの成分となる砂、砂利などの総称。

骨材
モルタル、コンクリートの成分となる砂、砂利などの総称。


さ行

サッシ
窓枠と窓框の総称。スチール製、アルミニウム製のものが多い。

サフェーサー
中塗り・上塗りとの付着性を高めるために下塗り後に塗布する塗料。主な材料にセメントフィラー、樹脂モルタルなどがある。中間調整剤ともいう。

サイディング壁
外壁に張る同一規格の板状の外装材の総称。「サイディング・ボード」「パネル壁材」と呼ばれている工業製品である。
セメント(窯業)系、セラミック系、金属系サイディングなど多く種類がある。軽量で施工が簡単なことから人気がある。

サンダー
回転する砥石で物の表面を研削するための工具、一般的なものは円盤状の砥石を用いるタイプで、ディスクグラインダーという。

サンドブラスト
表面に砂などの研磨材を吹き付ける加工法のことである。鉄鋼材の塗装前の清掃処理やコンクリート面を荒らすために行ったり、石材の仕上げなどに用いられる。

仕上塗材
建築物外壁の化粧仕上げを主目的とした塗材。セメントリシン吹付けタイルなどと呼ばれる材料の総称。

指触乾燥
塗装面を指で軽く触れて指先に塗料が付着しない程度に乾いている初期的な乾燥状態のこと。

下地調整
下地の乾燥、汚れ、付着物の除去、穴埋め、吸い込み止めやアルカリ止めなどのためにシーラーやセメントフィラーを塗るなど、施工に適するよう下地をあらかじめ整えることをいう。

下塗り
素材と塗料を食いつける為の下塗りや本塗装の発色を良くする為の作業のこと。 シーラー・プライマー、フィラーなどの材として塗布する作業。

遮熱塗料
割と最近、各メーカーで販売されるようになった、塗装するだけで省エネ効果がある塗料です。
太陽熱を反射させて温度の上昇を防ぎ、冷房費の節約に役立ちます。

樹脂
樹脂とは、塗膜主要素ともいい、塗膜が固まる元になる成分で、この樹脂の特徴が耐候性や柔軟性、耐水性などの塗膜性能を決定づける。 現在では塗料に用いる樹脂のほとんどが石油を原料とした合成樹脂で、よく耳にするアクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料などはこの樹脂名。

シーラー・プライマー
下地への吸い込みの防止し付着力を向上させる、耐アルカリ性、下地と塗料を密着させるための言わば接着剤のような役割を果たす下塗り材の総称。パテ効果とシーラー効果を合わせ持つフィーラーと呼ばれるものもある。

シリコン
シリコン(正確にはシリコーン)は、ケイ素を含む高分子化合物。化学反応によって作られる完全人工物である。 他の有機性の物質より非常に安定している物質で、劣化することなく、吸着性に優れている

シリコン樹脂塗料
シリコンとは、シロキサン結合による主骨格を持つ、人工高分子化合物の総称である。耐久年数は10~15年程度。
現在では最もコストパフォーマンスの良い主流塗料。

親水性(しんすいせい)
水となじみやすい性質のこと。
塗膜に親水性をもたせることで、雨が降りかかると水が広がって流れ、付着した汚れが落ちやすくなる。汚染防止効果が期待できる。

シンナー
溶剤系の塗料を薄める際に使用する希釈液の総称。主として酢酸エステル類、アルコール類、トルエンなどを含み、揮発性があり塗装後は蒸発してなくなる。

水性塗料
塗料を希釈する際にシンナーを使わずに、水で薄める塗料をいう。 溶剤塗料に比べ、大気中へ放出される揮発分が少ないため、大気汚染への影響が低減し、またにおいも少ない。

スクレーパー
→皮すき

スタッコ(外壁)
凹凸が深くザラザラ感のある壁。凹凸が深いため、他の外壁と比べて塗料の使用量も多い。
もとは消石灰に大理石粉や粘土粉を混ぜたが、近代以降は、セメントモルタルを用いて粗面に仕上げる方法のこと。

スレート屋根・コロニアル屋根
一般的には、スレート屋根といわれる。製造メーカーによって「カラーベスト」「コロニアル」などという商品名で呼ばれることもある。

セメント瓦
セメントと川砂を重量比1:2~1:3で固練りに混ぜたモルタルを型に入れて成形したもので、形状により和形、洋形、平形、S形等の種類がある。

セラミック
セラミックとは、陶工の粘土を意味し陶磁器をさし、粘土などのしなやかで形をつくりやすい素材を高温で焼成し硬化させたもの。

セラミックシリコン樹脂
シリコン系樹脂にセラミック成分を複合化した樹脂。
シロキサン結合による強靭な架橋塗膜を形成し、優れた耐久性と低汚染機能により、長期にわたって壁面を美しく維持することができる。

セラミック配合塗料
各グレードの塗料にセラミック成分を複合化した塗料。
結合による強靱な架橋塗膜を形成し、優れた耐久性と低汚染機能により、長期にわたって壁面を美しく維持することが可能になる。

セラミックバルーン
宇宙ロケットが大気圏突入の際に必要な遮熱・断熱効果を発揮する製品として開発されたビーズ状で、粒子内部が中空になっている微小中空セラミック原材。

染料
着色剤の一種。顔料よりも粒子が細かく、水や溶剤に溶ける合成着色剤。直接染料、酸性染料、塩基性染料などの種類がある。

素地(そじ)
塗装対象の材質が露出している面。


た行

耐候形1種・2種・3種
JIS K 6909建築用仕上塗材で規定される複層仕上塗材の品質表示の1つ。 照射時間に伴う光沢保持率、色変化の程度、白亜化度によって耐候性能が区分され、1種がもっとも耐候性がある。

耐候性
塗料を塗った後、長期間にわたる気象条件(風・雨・光など)に対する抵抗性能。

退色
塗装後経時的に発生する劣化現象のひとつ。色があせること。主として彩度が小さくなり、またはさらに明度が大きくなる。塗膜の耐候性不良等による。

耐薬品性
塗料の薬品に対して耐久性の度合いを表す。

耐熱性
高温で長期間使用して塗膜が劣化しない度合いを表す。

耐汚染性
塗料が菌・有害物質などに汚されにくさの度合いを表す。対汚染性が低いと微生物汚染などになりやすくなる。

体質顔料
塗膜がやせて薄くならないよう造膜補助材として配合される顔料。

垂木(たるき)
屋根板を支えるために棟から軒先に斜めに掛け渡す長い木材のこと。松や杉が多用される。

弾性
物体の変形が、元の状態に戻る性質のことをいう。 弾性塗料とは下地の変形に追随して塗料膜がゴム状に伸び縮みする塗料。 複層と単層タイプがある。通気性がないため結露対策を慎重に行う必要がある。

チョーキング現象
塗膜を屋外に暴露したとき、塗膜表面が劣化して塗面を手で触れると指頭に塗膜や顔料粒子が付く現象。
しばしばサイディング壁の塗り替えの目安とされているが、チョーキングが起こらない場合もある。 長い間、雨、太陽熱にさらされて劣化したことにより塗膜が粉状になり防水性悪化の原因となる。建物自体に影響しないうちに早めの外壁塗装が必要である。

添加剤
塗料の性能を向上させる補助薬品で、塗膜副要素ともいわれる。 すべての塗料が含有するのではなく、塗装の目的とする機能や用途に応じて必要少量添加される。

鉄筋かぶり
鉄筋コンクリート中の、鉄筋の外側の表面からコンクリートの表面までの寸法。火災やコンクリートの風化による影響が、鉄筋に及ばないように保護する。

透湿性
水蒸気の透過性のあること。

透湿性防水塗材
通気性をもたせながら防水効果をもたせた無機有機複合型の塗材。 通気があるため結露が起きにくく、コンクリート躯体(特に上げ裏など)に適している。中性化防止効果は低い。

トルエン
芳香族炭化水素系溶剤の一種。トルオールとも呼ぶ。塗料用の希釈剤としてキシレンとともに多く使用されている。キシレンよりも蒸発速度は速い。シンナー


な行

中塗り
下塗りと上塗りの中間に塗る層。上塗りの補強の役割を果たす。

二液型塗料
主剤(ベース)と硬化剤、A液とB液などと二液に分かれ、使用する前に混合して使う塗料。

粘土瓦(和瓦)
粘土を主原料として焼成して製造される瓦のこと。陶器瓦と呼ばれることもある。 屋根材としては日本で一番多く使用されている。特徴としては住宅用化粧スレートより、重く厚みがあるので重厚感はあるが、その分価格は割高になる。

軒天
屋根の軒先部分(外壁から出ている部分)の天井部分のことで、下から見ると天井に当たるので軒天という。


は行

鼻かくし
軒先で、たる木の端をかくすために取り付けられた横板。

破風(はふ)
切妻や入母屋造りの住宅で、妻側にできる三角形の外壁部分をいう。
切妻屋根の妻側に付けられる、山形の隠し板を破風板という。

パテ
下地に凹部がある場合に隙間の充填材や補修に用いる。

光触媒塗料
光触媒(酸化チタン)で出来ている塗料で、主に外壁・タイル・ガラスのコーティングする塗料。 耐久年数は12~15年程度(シリコンと同程度)。一般塗料とは別の特殊塗料となる。
(一般塗料とはアクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系のこと。)太陽光をうけることにより表面に活性酸素が発生し、排気ガスなどの油汚れを分解して、付着力を弱める。 また、活性酸素と抗カビ・防藻成分がカビや藻の繁殖力と付着力も弱める。超親水性であるため空気中の水分を利用して塗膜表面に親水基(いわゆる水膜)をつくることで、汚れを浮かせ、雨が降ることにより汚れを流し壁を美しく保つことができる。フッ素系塗料と同程度の価格。一般塗料と塗りあがりは同じだが、時間がたてば効果がわかる。

微生物汚染
カビ・藻などによる外壁の汚れにより、塗膜の保護機能がなくなっている状態を表わす。
カビ・藻(汚れ)がある状態というのは壁が水を吸う状態であり、このような状態になると、微生物の繁殖が起こり、チョーキング現象やクラックなども発生しやすくなる。
さらに防水効果が低下し雨水や湿気が入りやすくなりカビ・藻(微生物)が発生するという悪循環になり外壁腐食の原因となる。

ビヒクル
顔料を分散させる媒体で、油、樹脂、繊維素誘導体、ゴムなどの高分子物質を溶剤に溶解させ、各種助剤を添加したもので塗料性能の根幹となるもの。 展色剤ともいう。

フィラー
パテ効果とシーラー効果を合わせ持つ下塗り材。セメント系、合成樹脂系、無機有機複合型などのタイプがある。厚塗りが可能で付着性に優れている。

吹きつけタイル(外壁)
現在では最も普及している外壁の仕様で、タイルに似た光沢がある。
ボンタイルとも呼ばれ、吹きっぱなし(小粒、大粒)や、押さえ仕上げのものがある。

フッ素
フッ素は黄緑色の気体で、空気よりもわずかに重い。有毒で腐食性があり、不快な刺激臭をもつ。
非金属元素の中ではもっとも化学反応性が強く、ほとんどの元素と直接反応する。ほとんどすべての化合物はフッ素によって分解し、新たにフッ素化合物を生成する。 熱や化学作用に対して耐久性があり、摩擦抵抗が低いためすべりやすく、粘着しない。
そうした特性を利用したテフロン加工のフライパン、アイロンなど家庭用品のほか電気絶縁テープや建材などが普及している。

フッ素系樹脂塗料
塗料の主成分である合成樹脂がフッ素系の塗料のことで、耐久年数は15~20年程度
。現在では最も耐久年数が高い塗料だが価格が高い。

プライマー
下塗りに使われ粘度が高く、密着性の高い塗料。金属下地の場合はさび止め塗料となる。

ボイル油
 あまに油、えの油などの乾性油に空気を吹き込んで加熱してつくった重合油に乾燥剤(酸化触媒)を添加したもの。 ボイル油は油性調合ペイントの希釈に用いられるほか、クリヤーとして単独で使用することもある。通常は顔料や油性系塗料と混合して使用する。
防塵ネット
足場を架けた廻りに張って、塗料や高圧洗浄の際の洗浄水が廻りに飛び散らないようにする為のネット。


ま行

水切り
基礎と壁の境目や壁と屋根の境目などに水が浸入しないように金属の板を入れ、浸入してきた水を外部に導く。
主流は鉄板で、銅板やステンレス板も使われている。

目地
れんがやタイル、ブロック、外壁パネルなどのつなぎ目。

メタリック塗料
塗料の顔料にアルミ粉を使用して、金属光沢のある塗膜に仕上げる塗装方法。 アルミ粉の粒度や、光の反射の違いなどで、いろいろな種類の仕上げがある。

モルタル壁
モルタルは砂とセメントを水で練ったもので、コンクリートとの違いは砂利や砕石が入っていないこと 。ほぼすべてのモルタル壁はその上から模様がつけられ、品質を維持するため各種模様の上から仕上げ材、塗料を使用する。

もどり
一度硬化乾燥した塗膜が経時後再び軟化粘着性を帯びる現象。油性塗料や熱可塑性樹脂塗料に見られる。


や行

屋根重ね張り工法
スレート・コロニアル屋根などが老朽化して雨漏りしている場合などに重ねて張ることができる。
アスベストなどの関係上剥がすより重ねた(閉じ込めた)ほうが安価で安全である。素材がとても軽く、耐久性も兼ね備えているので屋根が雨漏りしているときはとても有効なリフォームである。

油性塗料
動植物の油脂を原料とした塗料は、油性塗料と呼ばれる。
空気中の酸素と反応し乾燥する性質をもつ乾性油(あまに油)を主成分とする1液性塗料である。
一般に、油性塗料の乾燥は遅いが、刷毛塗り時の塗料の伸びはよく、塗装時の固形分が高いため、吸い込みのある木材の塗装に適している。
(動植物の油脂を塗膜の主成分にしたものが油性塗料。原油からつくられる合成樹脂を塗膜の主成分にしたものが合成樹脂塗料。)

溶剤塗料
塗料を希釈する際に溶剤で薄める塗料をいう。
その際使用する液体(一般的にはシンナー)を溶剤といい、溶剤は各塗料に応じた多くの種類がある。
溶剤塗料には「強溶剤系塗料」と「弱溶剤系塗料」がある。 「強溶剤系塗料」は、ラッカーシンナー、ウレタンシンナー、エポキシシンナーなど揮発性や臭気が強い溶剤で希釈する塗料で、「弱溶剤系塗料」は灯油に近い、塗料用シンナーで希釈する塗料である。

養生 (マスキング)
塗装しない場所にキズや汚れがつかないようシートで覆ったり、ビニールやテープなどを貼り付けること。
後で塗装する部分なども覆う場合がある。

溶剤
塗料の粘度を調整したり、希釈用に用いられる揮発性の液体で、それ自体は蒸発してしまい塗膜にはならない。
トルエン、キシレンをはじめ、多くの種類がある。特有の臭気があり、多くのものは引火性がある。


ら行

ラッカー
主にラッカー系塗料(溶剤が揮発することによって塗装膜ができる塗料)用の希釈剤をいう。
金属の脱脂洗浄、ハケ、塗装器具の洗浄等にも使用する。シンナーの中では乾燥が速い。

リシン(外壁)
一般住宅でよく使われてきた壁仕上げ。砂壁状の吹き付け仕上げ。
独特の風合いはあるが、ひびも入りやすく表面の形状により汚れも付きやすいという特徴がある。


わ行

ワニス
ワニス(仮漆)は、天然または合成の樹脂を溶媒に溶かした透明で硬い上塗り剤。
木材などの材料の表面を保護するために用いられる。ニスまたはバーニッシュ (varnish) とも呼ばれる。


リフォームキング.JPのサービスエリア&取扱工事
埼玉県日高市:旭ケ丘・馬引沢・梅原・大谷沢・女影・女影新田・上鹿山・鹿山・北平沢・久保・栗坪・駒寺野新田・高麗本郷・下大谷沢・下鹿山・下高萩新田・清流・高岡・高富・高萩・高萩東・田木・田波目・台・中鹿山・中沢・新堀・新堀新田・楡木・野々宮・原宿・南平沢・武蔵台・森戸新田・猿田・山根・横手
≪外装工事≫
外壁塗装、屋根の改修・塗装・葺き替え、外壁サイデイング、漆喰、防水、コーキング工事、外壁の洗浄、断熱材、防音材工事、雨どい交換、雨樋塗装・補修、門扉取替、塀塗装、破風板カラートタン貼り、破風板板金巻き、霧除け塗装、面格子塗装、軒天張替え、サッシの入替え、2重サッシ、ペアガラス取付、面格子取付、トタン張替え瓦葺き替え、ベランダ設置、太陽光発電設備、など建物の外観に関する全ての工事
≪外構工事≫
ブロック積み、玄関アプローチ、コンクリート打設、タイル貼り、造園工事 (植栽、芝貼り、ガーデニング) などの土に関する工事
≪エクステリア工事≫
カーポート、ガレージ、テラス、フェンス、ベランダバルコニー、門扉、カーテンゲート、オーバーゲート、サンルーム、 物置、自転車置場、ウッドデッキ、濡れ縁、など各種エクステリア製品の販売・工事
≪解体、処分工事≫
ブロック塀、庭、各種エクステリア製品などの解体(壊し)と処分(廃棄)を行う工事
≪水道工事≫
上水道(水栓の追加など)、下水道(排水ます追加、補修など)風呂桶の交換、温水ボイラー交換、トイレ(和式から洋式へ)、システムキッチン、洗面化粧台、便器、洗浄便座、ユニットバスの交換、タイルの張替、浴室換気扇、浴室乾燥機、給湯器の取付・取替、エコ給湯器、湯沸かし器、食器洗浄機など水回りに関する工事
≪室内工事≫
玄関ドア及び室内ドア(交換、調整)、クロス張り替え、フローリング、床(カーペット、クッションフロア)の張替、畳の表替、取替、窓枠サッシ及び網戸(取替え、修理)、内窓サッシ、襖、障子の張替、床暖房機器、IHコンロの取付、換気扇、レンジフードなどの工事
≪電気工事≫
門灯、センサーライト・玄関灯、TVドアホン・インターホン、外部コンセント増設、などの電気工事
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